ペットサーチ@ふふトップペットとの暮らし人獣共通感染症  
 

人獣共通感染症について〜ペットからの感染症

除菌・消臭水プレゼント企画の際、「ペットの感染症に興味がありますか?」という質問項目を設けたところ、応募者数の80%のかたが「興味ある」とお答えになりました。

関心の高い「感染症」、具体的にはどのようなものなのでしょうか。

人獣共通感染症 定義; ヒトとヒト以外の脊椎動物の双方が罹患する感染症。動物からヒトだけでなく、ヒト本来の感染症が動物に伝搬する物も含まれる。Zoonoses (zoonosisの複数形)の日本語訳として人獣共通感染症、人畜共通感染症など複数の呼び名がある。 人獣共通感染症には、動物由来感染症が含まれ、これは動物からヒトに感染する病気を特に示しています。 (国立感染症研究所 情報センターWebサイトより) *注1

 

ここでは、ペットから人間に感染する病気について考えてみたいと思います。

ペットからうつる病気には、下の表のようなものがあります。 (一部です) *注2

病名 ペット 感染の原因 人の病気・症状

Q 熱

家畜やネコ・犬など

菌は感染動物の尿、糞、乳汁などに排泄。ネコの出産や流産時のヒトの感染も多い。

インフルエンザのような症状ほか。
狂犬病 イヌ、ネコおよびコウモリ等野生動物 咬まれる。引っ掻かれる。 潜伏期間は一般的に1、2ヶ月。発熱、頭痛、倦怠感、筋痛、他風邪症状。最終的には昏睡状態から呼吸停止で死にいたる。
オウム病 インコ、文鳥、ハトなどの鳥類 感染鳥との接触。羽毛、乾燥して粉末化した排泄物の吸引など 高熱で突然発症する例が多い。頭痛、全身倦怠感、筋肉痛、関節痛。肝障害、肺炎。飼育鳥が死んでいる場合は特に疑いが濃い。
レプトスピラ症 げっ歯類、家畜、イヌ、ネコなど 保菌動物の腎臓に保菌され、尿中に排菌⇒尿で汚染された水や土壌、あるいは尿との直接的な接触など
突然の発熱、黄疸、出血など
軽い症状から腎障害を伴う重症型まで
バルトネラ症
(ネコひっかき病)
ネコ、犬 咬まれたり、引っかかれる。
病原体を持っているノミからの感染も。
受傷部分の発疹や化膿、発熱、疼痛、リンパ節の腫脹。脳症を併発することも
パスツレラ症 イヌ、ネコ、小型哺乳類

咬まれたる、ひっかかれる。
口移し

軽い風邪のような症状〜肺炎
咬まれたりひっかかれた場合、受傷部に激痛、発赤、腫脹
 

対策は・・

ちょっとみると、重い症状になるケースもあり(時には死にいたる場合も)「怖い」と思ってしまうかもしれません。ペットと暮らすのは危険なことなのでしょうか?

詳しく調べてみると、そうではないことがわかってきました。まずは、これらの病気の正しい知識をもつことが何より大切。どのような病気があり、どのように感染し、感染した場合どのような症状になるのかを知り、日ごろから気をつけるべきことは何かを知り、それを守ることです。

  • 知識をもつこと
  • 衛生に気をつける(ペットのトイレ始末やペットやペットのいる周囲を清潔にたもつ)
  • ペットの健康管理・害虫駆除(ネコ、イヌの場合は爪を切ることも大切)
  • トイレの始末などをした後、よく手を洗う
  • 過剰なスキンシップはしない
  • 異常を感じたら早めに受診。その際にはお医者さんにペットのことを話す

ペットとの適切な暮らし方を心掛けることで、人も動物も健康に、そして心を豊かにしてくれるパートナーとして共に生きることができるのです。

それぞれの病気の解説や詳しい対策については、下記の参考になるサイトをご覧ください。

家族みんなが笑顔で元気に暮らせますように!!

 

参考になるサイト

国立感染症研究所 感染症情報センター http://www.nih.go.jp/niid/ja/from-idsc.html
 「感染症情報」コーナーの「感染源や特徴で探す」から「人獣共通感染症」をご覧いただけます。
専門的に解説されています。

バイエル薬品株式会社 動物薬品事業部 http://www.bayer-pet.jp/pet/
 ペットのためのヘルスケア Library  http://www.bayer-pet.jp/pet/library/
 犬・猫へ感染した場合の症状や治療法・予防法のほか、ズーノーシスである場合は人に寄生した場合の症状など「内外寄生虫の病気事典」に掲載されています。

厚生労働省 【動物由来感染症】
 http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou18/
 ポスターやハンドブックを閲覧できます。感染症別情報、法令、診断ガイドラインなど。

このページを作るにあたって、ご協力いただきました

株式会社ワンパオ
 安心安全な除菌・消臭水「Dr.パオ」ほかペット関連商品の開発・販売。
 東洋医学の視点から、人とペットの健康な生活を応援。感染症をテーマにしたルポもあります。

株式会社メディコ

(敬称略)

*注1 国立感染症研究所感染症情報センターホームページ・人獣共通感染症のページより引用

*注2  株式会社ワンパオ大野さんにいただいた資料をもとに、国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報掲載資料より加工引用、バイエルメディカル株式会社(現バイエル薬品株式会社)ズーノーシス大辞典を参考にまとめました。

 

 


HOMEペットとの暮らし人獣共通感染症について

ペットサーチ@ふふ トップへ
Copyright(c)2002-2012 PetSearch@FuFu All Rights Reserved.